ここ1年、再び陸上競技の世界へ戻りたいと思い、このブログを通して時々、中学生や高校生と直接会って指導することがある。
その時、指導者と選手の関係性がよい状態であることが大切なんだと感じることがある。極端に言えば、初めましての関係性だと、なかなかいい指導はできないということだ。
なぜなら、先ず、特に選手側が緊張してしまい、心が動揺したりして考えていることや思っていることを正しく伝えられなかったりするからである。また、指導者側の話しやアドバイスもやはり、緊張があって、スッと入らないことがある。
これは、どうしても仕方がないことである。やはり、お互い人間なので、信頼関係を構築するには時間がかかる。
この現象は、陸上競技の指導に限らず全ての人間関係で同じことが言える。例えば、学校で、生徒が先生のことを嫌いになれば、どんなに先生が正しいことを言っても、生徒はその意見やアドバイスをはね除けてしまうだろう。仕事で、上司と部下でも同じことが言えるだろう。指導者は、指導することでその人の人生をよい方向に導く責任がある。関係性の質を常に気にして、そこが壊れないように、そこがよりよい方向にいくように、配慮する必要がある。
指導するということは単に、技術や知識だけでは成立しないことを学んだ。
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