高校生の時の練習内容を振り返り、良かったところと反省点をまとめておく。
走りの練習に関して
シーズン時期も冬季も週に1度はタイヤ引きを行った。軽いタイヤで全力疾走。距離は60~100m。本数は2~3本を2~3セット。坂練習は冬季に行い80m×10が多かった。シーズン期は200m×3~4のエンドレスリレーをよく行っていた。s.dや変形ダッシュ(30~50m)といった短い距離の練習は週に1度は行っていた。短い距離の練習が多かったので、スピードの立ち上がりが早くなったと思っている。走り練習イコールタイヤ引きと言えるほどタイヤ引きばかりやっていた。
反省点の一つは、スピード練習が不足していたこと。100~120mを全力で数本走る練習を定期的に取り入れてもよかった。また300mや400mといった長い距離で追い込む練習をすれば良かった。さらりとした練習だけでなく、泥臭い練習も体験しておくべきだった。そういう練習への耐性が出来なかったから大学でも取り組めなかった。
身体づくりに関して
ウエイトトレーニングは全くしなかった。鉄棒など自重を使った補強トレーニングのみ。それでもメディシンボール投げは頻繁に行った。3kgを真上や前後によく投げた。週に1回は行っていた。
反省点は、ウエイトトレーニングを全くしなかったこと。あの時は、身長の成長が止まるとか、筋肉が硬くなるとか、まだ時期的に必要ないとかの理由でやらなかった。そういうマイナス要素があるとしても微々たるものだろう。そして、やったとしてもそこまでやり切れないから大丈夫。週1くらいで、スクワット、ベンチ、デッドリフト、クリーンはやって良いでしょ。狙った部分へ正確に負荷を与えるにはコツを経験から掴まなければならない。また地味でつらいウエイトトレーニングへの耐性を早めに身につけておく方が後に生きる。そして何より、筋肉量が増えればパフォーマンス向上につながりやすい。高校生でもウエイトトレーニングはやった方が良いと今は思う。
ジャンプトレーニングに関して
ハードルジャンプは2週間に1度やっていた。10台を10回。特にやっていたのは両足五段跳び、片足ホッピング。週に1度は必ずメニューにあった。14mくらいは跳んでいた。五段跳びの成果として、瞬間的な力発揮が上手くなったこと。乗り込むというか、接地の感覚がよくなったことがあげられる。
反省点は特にない。
ハードル練習に関して
ハードルドリルは全くやらなかった。というよりやり方がわからなかった。3~5台並べて5歩走、3歩走をずっとやっていた。高さを下げたりインターバルを縮めたりしながら良い感覚を探しながら走った。
反省点はいつも3~5台しか並べなかったこと。もう少し台数を増やして練習していれば後半のイメージが作れたのかもしれない。
大学生の時にタイムを伸ばした要因は何となく説明出来るし、狙って伸ばしたという感覚がある。しかし、高校生の時のことは説明出来ない。ただ、ひたすらに練習していたら速くなった。高校生の段階で自分に合った練習方法を見つけることは難しい。先ずは、出されたメニューをしっかりとこなすことが必要だろう。
コメント
コメント一覧 (2件)
早速で失礼します
練習メニューなのですが特にエンドレスリレー
夏季はスピード重視する中で半周にすべきかそれとも一周にすべきかどちらの方が効果的でしょうか?
あともう一つ短距離(100~200)選手についても
300m等のメニュー組んでも大丈夫??ということについてです
またこれ位の強度のメニュー週いくつくらい組んでも大丈夫ですかね笑笑
土曜日は、お疲れ様!大変な環境に置かれているけど、おれも全力でサポートするから利用してね(^^♪
エンドレスリレーでスピードを重視するなら半周の方がいいと思うよ。スピードを重視するなら100mまでじゃないかな。
持久的な要素を鍛えるなら200mのエンドレスリレーがいいんじゃないかな。
スピード重視なら、100m×3のエンドレスリレーを2セット(セット間は20分以上レストを入れて、質重視で。)。持久重視なら200m×3を2セット。これも同様にセット間のレストはしっかっりとろう。
短距離の選手も確かに、300mを走る練習は必要だと思う。ただ、これは指導者の好みにも分かれるんだけど、300mを一気に走るやり方ではなく、短距離選手なら200m+100m。200m走ったあとは100mほど歩いて、またすぐに次は100mをダッシュするというやり方もある。おれは、大学時代はこういう走り方をしてた。ただ、300m走るより、200m+100mの方が高いスピードを維持したまま走れるから。
強度が高いメニューは週に2回ほどにした方がいいと思うよ。やりすぎたら怪我をしちゃうから。
次の大会は、いつかな?新人戦かな?