スポーツを取り巻く環境について考え、まとめてみた。
殴らなきゃ分からねえ事がある?じゃあ殴らなきゃスポーツ界が弱体化してモノ分からねえヤツばっかになるって事か。。選手はそんなバカじゃねえし良い指導者もいるわ。。体罰無くしてスポーツ界が停滞するならそれでいい。。そんな弱っちい精神しかねえもんはそこまでの文化だわ。。誇りを持てよな。。
— 武井壮 (@sosotakei) February 3, 2013
体『罰』。。そもそも教育だろ。。教え育てる場所であって罰を与えるのは法律だ。。スポーツは選手に夢を与える場所であっても苦しめる場所じゃねえだろう。。罰で育てた技術や体力に感動なんかねえ。。夢を見て戦う姿に感動するのがスポーツだ。。スポーツはあくまで遊びじゃなきゃいけねえんだ。。
— 武井壮 (@sosotakei) February 3, 2013
スポーツ指導の現場においても、学校教育の中でも体罰をすることは反対だ。というより、どんな場面でも体罰という名の暴力が容認されてはいけないと思う。たまに、小学生のドッジボール大会とかでむちゃくちゃ叱責している指導者の姿を見るけど、それも体罰を受けている子を見るのと同じくらい不快な気分になる。しかし問題なのは、それで結果が出てしまうことにあると思う。
体罰やブラック企業の最大の問題は、組織ではそれで成果が出てしまう事だと思う。体罰は強豪校に多い。
— 爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 (@daijapan) January 30, 2013
現実として、その様な例は多々あると思う。そうなると、結果これでよかったんだと思ってしまう事もあるかもしれない。内発的な意欲を起こさせることは難しいし、中学生や高校生くらいだとその段階まで精神の成長が到達しないことも多いだろう。そういう事を踏まえ、体罰や叱責で強制的にやらせた方が結果は出るかもしれない。いや、たぶん出る。指導者もその方が楽だと思うし、結果が出れば評価を得たりもする。しかし、今回の事件が起きたことを考えると人の育て方としてはリスクが高く間違いなやり方だと受け入れなければいけないと思う。また、競技力の向上という面から考えると短絡的すぎる。短期的な勝負ならそういうやり方でもいいかもしれないが長期的に考えるならマイナスだろう。どんな事も、長期的に継続して取り組まなければ高みには近づけない。人からやらされるのではなく、自主的に主体的に取り組まなければいけない。そういう意欲が起きる時は、その事が楽しいとか面白いと思えた時だろう。内発的な意欲を起させるには時間がかかるかもしれないが、練習メニューを任せてみたり知的なアプローチをしたりして指導する事が必要だと思う。参考に、「教えないコーチ」から体罰をみると…
モチベーションは無尽蔵に湧いてくると考えるのが日本的根性論。でも現実は外から無理矢理懲罰で人を動かせば、いずれ人は燃え尽きる。自分から努力したがる人の成長は止まらない。外からの強制で努力する人は大事なものを磨り減らしている。忍耐は自ら耐えた時に意味がある。
— 爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 (@daijapan) January 10, 2013
スポーツは結果として人格が向上する可能性があるだけで、目的ではない。副産物である人格教育を第一義に置かれスポーツは変容したのではないか。僕にとってはスポーツはカラオケや俳句やカフェでお茶をする事と同じに思える。
— 爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 (@daijapan) February 3, 2013
僕個人としてはスポーツから学ぶ事はたくさんあったけれど、あれが教育かと言われるとそうでは無いと思う。もしスポーツを教育に入れるなら本を読む事や人と話す事旅に出る事、それらからも同じくらい学びを得ているからそれも教育の範疇に入るのだと思う。
— 爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 (@daijapan) February 4, 2013
部活は教育であるという考えと、人は苦しみによって成長するという考えと、がセットになると、部活動は苦しさを求めるようになる。競技が強くなる為にやっている練習と人間教育の為にやる練習は、行き着けば矛盾する。なぜなら練習効果が高い事と体感的に辛い事は同じではないから。
— 爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 (@daijapan) February 4, 2013
これまで色々な人の話を聞いたり、スポーツの指導場面を見てきた。最近、スポーツと人格教育を密接にしすぎだろうって思う。指導を見てると、結局何を目指しているのかわからなくなる事がある。そりゃ、トップアスリートで人格も素晴らしければ世間体はいいけど本来はトップアスリートであればそれで良いと思う。競技力向上よりも、人格教育を優先させる指導者が多いから、意味のわかんないハードな練習メニューを立てたり、ルールを作ったり、しごきが起こったりするんだと思う。武井さんも為末さんも言ってるけど、スポーツは遊びだと思う。もっと、楽しむってことを前面に出すべきだと思う。大学に入ってバーンアウトする様な人は、かわいそうだった。たぶん、競技そのものを楽しんでいない。自分は、大学では陸上競技の強豪校に行ったけど、そこでの生活は本当に楽しかった。競技=楽しいと思える人が多かったから練習は最高の遊びだった。今でも、一番の遊び仲間だったと思っている。そして、みんな競技力も高かった。やらされている人はいなかったと思う。
僕は、スポーツを通して人格が高まる時はこういうパターンだと思っている。(自分の経験から)
自分は、中学生の時は大して強くなかったけれど高校生でむちゃくちゃ伸びてインターハイで3位になった。その時の自分はもうかなり生意気だった。自分は最高だと思っていたし、自分の事以外全く見ていない状況だった。大学は勧誘されて関東の強豪校に行った。当初の目標は、3年でインカレを優勝し4年で日本選手権で勝負する予定。まぁ、高校生だとこれくらい甘い目標を立てる。しかし、入学してすぐ足裏の種子骨ってのにヒビが入り試合はおろか練習で走ることすら出来なかった。2年生になっても怪我を繰り返し、結局2年間で出場したレースは4試合。しかも大学の競技会だけ。3年でようやく高校の記録を更新したけれど、同年代の人からは差をつけられ後輩にも追い抜かれていた。先輩や同期、後輩のためにインカレで応援したりグラウンドを整備したり、練習に付き合うことは本当に悔しい経験だった。しかし、そこで気付いたことや学んだことも多かった。今も、自分はダメな所は多いけど高校生の時よりはシャキッとしたと思う。それはこういう経験があったからだと思っている。
何が言いたいかと言うと、物事に真剣に取り組んでいれば自然と人は成長するってこと。何故なら、スポーツ以外で大成した人達だって人格は優れている。スポーツは、スポーツは、ってやたらと人格形成を押すのは僕は反対だ。勝ち負けがはっきりした勝負の世界だからそういう成長は促しやすいけれど、そこが目的ではない。教育的な要素を含み過ぎているが故に、必死さやとにかく頑張る等の根性論がはびこっている。それが、過剰さを増すと体罰などの理不尽なことさえも、黙認してしまうのだろう。教育として利用するのは良いことだと思うけれど、体育会系文化はもう古い。捉え方を少し変えた方がいいと思う。僕は、楽しむってことが一番に来た方が良いと考える。何か、意見等コメントをいただけると嬉しいです。
コメント
コメント一覧 (11件)
はじめてコメントします。
体罰とスポーツについてとても共感できました。
これを読んで日本人がジュニアで強いがシニアでは弱い、高校生は伸びるが大学では伸び悩む人や燃え尽き、早熟が多いなどが思い浮かびました。その根底の一部に体罰問題と指導者の結果至上主義が見えるようですね。
はじめまして、コメントありがとうございます。大学やシニアで伸び悩むことが多い原因の一つと考えることには気づきませんでした。確かに、この様なことが背景にあることは考えられますね。結果を求められる指導者の立場も考えて行くことが必要ですよね。
昨年はアドバイスありがとうございました。
私は中学時代 バレーボール部で体罰を受けた派です。今の時代なら体罰と言うより”暴行”に近いものを受けて来ました。
ミスをするごとに
木の板・棒で尻・頭を叩かれ夜は痛みで寝れないとか、
ネットを張るポールを伸ばす時に使う鉄のL型のハンドルで失点回数 頭を叩かれたり、
平手打ちの嵐で口の中が切れシミてご飯食べれないなんてこともざらで、練習試合で2時間記憶が無くなったことも・・・
毎日学校・部活に行きたくなくて、階段から転げ落ちて怪我しようかと思ったことが何度あったことか。部を辞めたくても、辞めると学校中(先生)から”人間失格”の烙印を押される様な雰囲気もあり辞めれなかったですね。
お陰で?全国大会に出ることが出来ましたが、高校ではとてもバレーを続ける気になれず離れました。いろいろトラウマになっている部分ありです。あの3年間違う部活で違う指導を受けていたら人生違ったものになっていたのではと思うところもあります。
ただ、全国大会に出たと言うのは自分の中でバックボーンになっているところもあります。
幸い息子は嫌々でなく陸上競技に取り組んでいるので、チャンスが少しでもあるなら、記録を伸ばし上位の大会に出られる様に、以降の人生に役立てられる様にと言う気持ちもあり応援しているのでした。
素質・意識・運も含め県でもブロック・全国でもトップに来る様な選手は何か「持ってる」様に私は感じています。で普通?の「持ってない」選手はどうすればいの?と言う思と、
本来なら息子本人が自身で投稿・アドバイスを求めるべきなのですが、真面目に陸上競技に取り組んではいますが、性格的にも意識的にもそこまで成熟していない為、
何とか”したい”と言う親心でこちらにいろいろアドバイス求めに来させて頂いていたのでした。
本人が思ってくれれば、もっと×2 強くなってくれると思うのですが・・・どうしたらやる気スイッチをMAXに出来るのか? ここが難しい。
長文になりすみません。また練習の様子などアップしますので、アドバイス頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。実際に体罰を受け、全国大会に出場したという話しはすごくリアルで考えさせられます。きつい指導があってこその結果や得るものもあるかもしれませんね。これからも考えて行かなければと思います。
そうですね、息子さんが自主的に投稿する方が良いですよね。自分で考えて動くことで頭の中が整理されたりもしますから。陸上競技が楽しいと思える経験が増えれば、自主的になりやる気もMAXになると思います。
はい、また動画を貼っていただければアドバイスさせていただきます。今後もよろしくお願いします。
すみません。動画があることに気付いていませんでした。
やはり、1台目までのアプローチで詰まり浮いてしまっていますね。それが原因でその後のインターバルも詰まりスピードが出し切れていません。アプローチが改善出来ればいいのですが簡単には行きません。何度も練習して自分の動きを考えながら、ストライドを調整しながら調節していくしかありません。ハードル選手なら誰もが通る道です。間延びしている可能性もあるので、全力でアプローチ区間を走ると変わるかもしれません。
もう一つ感じたことは、動きが大きすぎることです。提案ですがミニハードルなどを行い、細かく素早く動く練習をしてみてはどうでしょうか?効果があるかはわかりませんが、動きの幅は変わるかもしれません。
アドバイスありがとうございます。
(動画の方 コメント時 昨年過去記事投稿の設定が残っていて気がつかずそのまま送信していました。スミマセン)
が! また、違った角度からアドバイス頂き大変参考になりました。感謝です。
一台目が一番大事なのですが、そこで出遅れてしまうため悪循環に陥っている感じかと?。(後半ハードルをよく引っ掛けるのも詰まりと浮き・体力面もありますが、遅れているために精神面で焦りが出ているからかと推測しています)
動きに関してもご指摘の通り動画見直すと、”大きい”ものとなっていて俊敏さが不足していてキレが無い感じに見えました。(運動神経系と共に、”筋力” 特に体幹の弱さが俊敏な動きが出来ない要因かと推測しましたが、どうでしょうか?)
”ケガ”から復帰したらアドバイス頂いた事やらせてみたいと思います。
”ケガ” ? ですが、先日体育バスケットボールの授業で、リバウンドを取りに行ったところ他生徒に体当たりされ、踏切足の足首を捻挫(靭帯部分断裂)していまい現在ギプス中でした。(泣)冬季練習で鍛えて底上げを図らなければならないところ、4週ギプスはきついです!
現在は、ギプスしていても出来るトレーニングをさせているところでした。(松葉杖で毎日部活行ってました)
takashi様も怪我でだいぶご苦労された様ですが、どの様に乗り越えられたか、(具体的なメニューとか考え方など)お聞かせ願えればありがたいです。よろしくお願いします。
110mhは、一台目でレースの6割が決まると言っても大げさではありません。それほど、1台目というのは大切です。1台目を詰まらない様にアプローチする練習を繰り返してください。
俊敏な動きは、直ぐには改善しません。しかし、走力があがれば早い動きができるようになるものです。細かい動きをするよりも、走力を向上させることに取り組むと良いかもしれません。
この時期の捻挫は正直、きついですね。松葉杖状態だと間に合うかどうかだと思います。私も、捻挫を大学2年の夏にしてしまいましたが完全復帰には3ヶ月ほどかかりました。回復が間に合うかどうかわかりませんが、鍼治療などできる限りのことをすべきだと思います。
怪我の時はやっぱり辛いですね。私は練習中の半分は外で周りの人の動きを観察し、残りの時間は室内で出来る筋力トレーニングをしていました。と言っても、やっぱり補強や筋力トレーニングの毎日は精神的につらいです。記憶をたどると、みんなが補強をする時間くらいしかやっていなかった気がします。とにかく、許される限り治療に時間を費やすことが大事だと思います。そして、多少痛くても少しずつ走り始めた方が良いです。走りながら治して行かなければ間に合いません。
貴重なアドバイス&体験談ありがとうございます。
傷病名は 右足関節捻挫&右足リスフラン関節捻挫 とついていました。
ギプス中でも出来るトレーニングも限られていて毎回同じような単調なメニューの為、本人も飽きが来ている様で時間の割には身が入っていないようです。(ギプスをして練習場に行っているのは他校の生徒も含め見たことが無いので、頑張っている方かと思いますが。)
ギプスをしている足首はもとより、脚・体がギプスをしていて動きやすい動きに限定されてしまっているので、体全体に見えないエアーギプスをしている様な感じの動きになってしまっているので、特に股関節のストレッチをやってみてはと話しをしていました。
今は捻挫も早めに動かしたほうがいいと言う事になっている様で、今週末?にはギプスを外してもらえそうです。
そこからが勝負!、リハビリですね!
出来る限りの事はしてやりたいと思っておりました。(低周波治療器は購入済みでした◎ テーピングとザムストのサポーターどちらが良いのか思案中でした。)
アドバイスいただいた鍼治療も取り入れて行き何とか間に合わせたいと思います。
故障・ケガ関係・ケアの仕方なども記事にして頂けると、体の出来ていない中高生には役立つかな?と思いますので、お時間があればよろしくお願いします。
[…] 2013-02-17 12:12:00スポーツ・体罰・楽しむ | 陸上競技 110mh 練習記録教育 […]
先日ドッヂボールの練習試合で相手チーム指導者達の子供達に対する恫喝、体罰でゲンナリしてるものです。子供が最近始めたばかりで他のチームの事はあまり知らないのですが、子供のチームとあまりに指導方法が違うのでびっくりしました。
これがまた強いチームですから始末が悪いですね。
うちのチームは弱いけど愛ある指導者に恵まれたいいチームです。
何も出来ずにその場を去ってしまったのが悔やまれます。相手チーム指導者に少し話を聞こうかなと思ったんですが、喧嘩になるからやめとけと止められました。見て見ぬふりをしたんだから僕にも偉そうに言う資格は無いのですが。
誰が主役のドッヂボールなのでしょうかね?
罵詈雑言の飛び交うドッヂボールコートは異常だと思います。
突然ごめんなさい。おじゃましました。
コメントありがとうございます。怒る事が教育だと思っている人は多いですよね。学校にもそんな先生はたくさんいると思います。そんな指導をしても子供たちの成長にはつながりませんよね。
そんな指導者に教わっている子供たちは被害者だと思います。
そういう指導者に会っても、子供たちが惑わされない様に、指導者の考えが絶対ではないということを教えておくことも大切なことだと思っています。